隠れ肥満の人とは、体重は少ないけれど体脂肪が多い人のことです。こういう人を『内臓脂肪型肥満』
といいます。普通外見に変化が現れる「皮下脂肪型肥満」にのみ目が向きがちですが、本当に恐いのは腹膣内に脂肪が多く蓄積される『内臓脂肪型肥満』です。
内臓脂肪が増えると血液中の中性脂肪が増えて、生活習慣病(成人病)を誘発する可能性が高くなります。一見、スレンダーで体格指数(BMI)
判定でも肥満であることを見逃してしまうことが多いからです。自分に太っているという自覚がないから、逆に知らないうちに
病気が忍び寄っているケースが多いのです。
また隠れ肥満はダイエットとリバウンドを繰り返している人ほどなりやすいのです。過度の食事制限など無理なダイエットで痩せると、
筋肉や骨も減ってしまいます。しかし、今度リバウンドで増えるのは、脂肪だけというケースが多いのです。これを繰り返しているうちに、
体脂肪だけがどんどん増えて、隠れ肥満になってしまいます。
単に体重を減らすよりも、体脂肪の割合を減らすことが重要なポイントです。
≪脂肪太りチェック≫
- 階段を上がるとすぐ息切れがする
- 自分の体が重いと感じる
- 朝の目覚めが悪く疲れやすい
- 以前より体重が増えてきた
- 何回もダイエットを繰り返してきた
- 寒さに弱く冷え性である
- 体重は変化していないのに、ウエストのサイズが大きくなった
- 1日1時間未満しか歩かない日が多い
- 最近はほとんど運動していない
- あまりたべていないのに太る
上のチェックで〇の数が6個以上は要注意、2〜3個程度でも注意が必要です。
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